ビビタル能力 第十八話

やっと最終話です。


重彦倒したのに、
なんか実況さんが「まだチャンピオン戦が残ってます」とか言い出しました。
もう最終話なのに尺は大丈夫なわけ?















てってれーん






























能力ある者だけが勝つのか・・・














闘う理由、それは!



(・・・背景が・・・。がんばります)









まさかの急展開。だって伏線はっちゃったし・・・




六話との対比。


































母さんの手紙で力が出ました!

























微妙な終わり方・・・って友達に怒られた。ごめん・・・








〜あとがき〜

「能力の無い者が、いかにして有能者に打ち勝つか」

これがこの作品においての一番のテーマでした。
おそらく私自身小さい頃から自分の能力の無さに絶望しており、それを打ち破る何らかの可能性を
見出したかったからだと思います。
そこで、戦いにはまず役立たないであろう能力を持たせた「牙鬼羅」、
(つまり先ほど述べた俺のような無能な人物)を主人公にしたバトルマンガを描きました。
舞台はトーナメント会場。おのずと能力が競われ、明るみに出る社会の縮図・・・といえば大げさですけど。
そういうのにはうってつけでした。

当初は展開など何も考えずに描き進めていましたから、非力な者が一体どうやってバトルを勝ち進むか、
その難しいテーマを牙鬼羅になりきって考えながら描くことになってしまいましたが、
結果として自分を見つめるいい機会になったと思っています。

またこの作品には、家族愛というものも大きなウェイトを占めています。
主軸である牙鬼羅が母親を救いたいという気持ち、ライバルの重彦の妹探しなどです。
家族は大事、とても大きな存在、という思いが私にあったからこそだと思っています。

また戦いの理由は必ずあってほしいと考えたというのもあります。
「何のために戦うのか」、サブテーマです。
多摩が相手の事情を知って自らを恥じるシーンなんてのはそれの象徴ですし、
無為に闘っていた当初の牙鬼羅が最後にエビル牙鬼羅として現れるのもそういう演出でした。

私はこのマンガに上記のような様々なテーマをぶつけたことで、
自分のふがいなさに対するやりきれない思いにいくらか整理がついて
自分の未来への糧となったと思っています。
「ビビタル能力」を描いて本当によかったです。


もちろん読み手の方々がどう感じるかも自由ですし、
そもそもこんな稚拙なマンガを読んでくださっている方がそんなにいるとは思えません。
ただ、読んでくれただけでもったいないことなのです。



ココでもうひとつ。
読んでくれる人がいないと、マンガはマンガではないと思います。
現に誰も読んでくれていなければここまで出来たか怪しいものです。
最後になりましたが、読んでくれた方々、
本当にありがとうございました。













これにてビビタル能力、完結!






2007.3月23日〜2008.2月29日
やー、11ヶ月もかかったよー


絵柄変化/関連絵


前だよ!

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